アフリカのウガンダという国に"日本の"信号機が設置されている件
ウガンダは、東アフリカに位置する一小国であり、日本からおよそ11,000km離れている。人口は約3500万人で日本の3割、陸地面積は約19.7万㎢で、日本の5割だ。
また、車は左側通行で、日本と同じである。イギリス植民地時代の影響が残っている
日本と余りに離れすぎているため、一見、日本とは無縁の様に思えなくもない。
しかし、この国の首都であるカンパラという都市には、当記事のタイトルにも書いた通り、とある特徴がある。そう、
"日本の信号機が設置されている"のだ。
早速だが、次の画像を見てもらおう。
日本の信号機の下にカオスな光景が。
ここがアフリカの都市だと言われれば、確かに、眼下の光景には何も驚きはしない。
しかし、あの見慣れた信号機が、ここでは明らかに浮いているのだ。
このギャップに萌える人は、恐らく自分だけではないと思う。
しかし、これだけには留まらない。
外国という事で、日本の信号機が使用されているとはいえ、信号制御は微妙に日本と違うところもある。
青と青矢印が同時点灯しており、対向側は赤となっている。これは新潟で稀に見かける特殊なサイクルの時差式信号機にそっくりな気がする。
また、日本国内では殆ど見かけられず、激レア物件の扱いになっている矢印組み込み型信号機も、カンパラでは意外と多く見かけた。一本アームとは何と贅沢なことか…
次の写真。カンパラから郊外へ続く道にも、日本の信号機が設置されている。
が、
ゲテモノ?!
レンズの中に入っているのは、まるで布らしき物体。有色レンズの代わりに、布が使われているのだろうか?
よく見ると、左矢印が上を向いてしまっているし…
更には、堂々と赤信号を無視して横断歩道を渡る女性の姿や、
自立歩灯(柱の上に直付けされている歩灯の事、今度記事にします)に手を、ブロックに足を掛けて信号待ちをしている男性の姿まであった。
こんな感じで、異国にも日本の信号機という物は存在するのである。
私が調べたところによると、日本メーカー製の信号機が設置されている国は、日本を除き6~7ヵ国ほど存在する。この目で見てみたいものだ
他の国の様子は、追々記事にまとめる予定だ。ウガンダ以外にもネタ性満載の国は在る訳で、本当に面白いと思う。
因みに、ウガンダでかつて日本の信号機が導入される前に稼働していたと思われる信号機が残っていた。余りにも無残な姿で。
特に、空中のアームに取り付けられた(オーバーハング式の)信号機は、青・黄・赤がそれぞれ違う方向を向いているという。よく撤去されずに残ってるなと思う。
撤去するのは、費用対効果的にあまり重要度が高くないんだな…
これで、外国にある日本の信号機シリーズの初回、完結。
※写真は全てGoogleストリートビューを使用しています ホント便利、Googleストリートビュー
【完】