将来的には新東名のアクセス路にもなる神奈川県道603号バイパスを、開通翌日に実走した様子(概要編)
2019/07/17 実写、07/17 公開
2019/07/16 15:00
神奈川県道603号バイパス 「日向薬師入口」交差点~「石倉橋」交差点間約1.2kmが4車線道路として開通した。
今回開通した区間は上図の赤線部のみ。ピンク色の区間は、未だに完成には程遠い状態だ。
2020年開通予定である新東名 伊勢原大山ICのアクセス路としての性格が強い当区間。当然、新東名との同時開通が望まれていた。
しかし、当区間の建設が進む一方で肝心の新東名の建設は遅延してしまう。結果、先にアクセス路だけが開通する流れとなったのだ。
厚木秦野道路の事も忘れないであげて…
開通当時は天候の関係等で現地に行けなかったので、開通翌日の様子を自転車で取材した。
それでは、開通区間西端の石倉橋交差点にワープ!
当区間の開通に合わせ、右折レーンの確保の為に車道が少し拡幅されている。奥の信号交差点から先が、今回の開通区間である。
開通の翌日とあって認知度が低かったのか、はたまた新東名の開通前だからか、交通量は少なめだった。1~2分に1台といった感じだろうか。かなり快適に走行出来そうだ。
途中は盛土区間となっており、かなり深い谷を埋め立てて道路が造られていることが分かる。
盛土区間を過ぎると、開通区間の途中では唯一の信号交差点に差し掛かる。相手は1.5車線の市道だ。
この無名の信号交差点を過ぎると、以降は開通区間東端までほぼ全線下り坂に。
そして、伊勢原大山ICの入口を示す緑看がキター!!
開通前とあり、シートで隠されてはいるが、その下からは「E1A 新東名」の文字が透けて見える。
現在は単なる直線道路だが、新東名の開通後はT字路となる予定。厚木秦野道路が完成すれば十字路になる計画で、一応、準備施設も用意されている。何年後、何十年後になるのかは分からないが
そんな将来2度の拡張が予定される期待の交差点(?)を過ぎ、橋高が高すぎて雨除けには向いていなさそうな新東名の橋を潜ると…、
綺麗なカーブを描きつつ、開通区間東端の日向薬師入口交差点へ。
今回の開通区間は、ここで終了。本当は、700m先の『分れ道』交差点まで同時に開通する予定だった
余談だが、青看の左方向には県道603号のヘキサが描かれていない。ルート案内の便宜上そうしたのか、本当に県道指定を解除されているのかは気になるところだ。
詳細編では、当記事で紹介出来なかった風景をメインに、豊富な写真を交えて複数回のレポートを展開する予定である。乞うご期待!
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