将来的に新東名のアクセス路として活躍する神奈川県道603号バイパスを、開通翌日に実走した様子(詳細編1-石倉橋交差点)
2019/07/17 実写、07/22 公開
※(概要編)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
今回(2019/7/16)開通した神奈川県道603号バイパスの西側区間(日向薬師入口交差点~石倉橋交差点間)。
当レポートでは、この開通区間を西側から順に紹介していく。
まずは、開通区間西端となる石倉橋交差点だ。
今回開通区間から、石倉橋交差点を望む
撮影当時、開通から24時間も経っていない出来立てホヤホヤの4車線道路。
その終端となる交差点には、左折・直進・右折レーンが各々確保されている。これは良心的と言えよう。
また、交差点の100m程手前に、青看が一つだけ新設された。
通常の十字路と異なり、直進車線が右側車線から分岐する関係上、工業団地方面へ直進するには右側車線を通行する必要がある。
その事を示した看板が青看の支柱に設置されているが、設置地点が交差点の直前なので、看板を通過してから車線変更をしては遅いだろう。路面の矢印を見逃さないように注意されたい。
工業団地側は、右折レーンが新設された
次に、開通区間の反対側となる工業団地側(県道612号)から。
こちら側は元々突き当たりだったため、元々右折レーンは確保されていなかった。しかし、バイパスの建設と同時に若干拡幅され、右折レーンが確保された。
こちらも、青看は交差点の直前だ。カーブ直後で見通しが悪いので、もう少し何とかならなかっただろうか。路肩の処理も雑だが、歩行者が少ないので余り気にならない
大山側は、拡幅工事が未了
一方、大山側(県道611号)は、元々1.5車線道路。拡幅用地こそ見えて来たものの、遺跡の発掘調査最近は何処の新設道路でもやってる気がする…が未完のため、車道は未だに拡幅できないでいる。しかし、歩行スペースが確保されたので以前よりはマシか
奥には青看も見えるが、行程の都合上撮影はしなかった。
ここで反対を向くと…
将来の拡幅用地が!!
ここまで、露骨に拡幅後の路肩が途切れているのは珍しいのではないだろうか。
伊勢原市街側は、交差点手前のみ2車線化
最後に、伊勢原市街地側(こちらも県道611号)。
麓から石倉橋交差点へ向かうと、拡幅用地が結構確保されてきている。
この幅だが、神奈川では珍しく40km/h制限だ。規制速度だけは一丁前。
しかし、未だに用地が確保されぬまま箇所もある所も過ぎつつ進むと…、
見えて来た。
歩みは遅いが着実に、2車線化事業は進んでいた。
最終的に、車道が縁石の位置まで拡がり。広々とした2車線道路になるが、現在は路肩が放置されたままの状態である。
また、右折レーンが設置されていない(工事完了後は付くと思われる)ので、通行には注意が必要だ。
3方向全てが3桁県道で、かつ番号が異なるミラクル青看
ところで、県道611号側から石倉橋交差点を見ると、右(左)に県道603号が、左(右)に県道612号が分岐する形になっている。
その結果、3方向の県道番号が全て3桁で、かつバラバラという神奈川では珍しい状態の青看を見る事が可能だ。
Twitterのフォロワーさん曰く、このような青看は県内ではここだけだとか。確かに、そう言われてみれば珍しいような気がしなくもない。
交差点全景
最後に交差点の全景を載せて、当交差点の紹介を以上とさせて頂く。
次回は、4車線道路を東へと進んで次の交差点へ行く予定。
【次の記事】
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