将来的に新東名のアクセス路として活躍する神奈川県道603号バイパスを、開通翌日に実走した様子(詳細編2)
2019/07/17 実写、07/24 公開
※(概要編、詳細編1)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
開通区間西端の石倉橋交差点から、県道603号バイパスを東へと進む場面である。
制限速度は、神奈川にしては思い切った印象のある法定速度(60km/h規制)。
車線数は往復4車線で、全線を通して歩道は片側のみ。両方とも、周辺の人家と歩行者の少なさから考えると悪くないだろう。
カーブの先の直線区間は、元々あった谷を埋め立てて造られている。
埋め立てられる前の地形を考えれば、これは物凄いイリュージョンである。
何と言っても、この谷が、
工事が進み、
ここまで変化したのだから。
正直、この地点が橋ではなく盛土になると聞いた時は、我が耳を疑った。盛土の高さはざっと20m、ビル7階分程にもなる。この高低差を、土で埋め立てるのかと。
土の出所は、恐らくすぐ近くにある新東名建設現場から出た残土だろう。そうでなければ、こんな場所を盛土で超えようとは思わなかっただろう。そうに違いない。
なお、上の写真を撮影した地点からバイパスへ向かって進むと、
突如1.5車線の新設道路が現れ、603号バイパスと並行した盛土上の道に。
実は、今居る場所こそが将来の厚木秦野道路用地である。現在は遺跡発掘調査段階。ルーティングや経由地点、規格等が中途半端な気もしなくはないが、一応は国道246号のバイパス路線(但し自動車専用道路)として計画されている。
この場所は、掘割で建設されるそうだ。なのに今は盛土という
この道、1.5車線だが交通量も少なくて実に気持ちよく走れる。が、
罠(Trap)
唐突に舗装が途切れ、その5m先には道が無い。
事前予告やバリケード類は一切無く、路肩線すら直前まで完備されており、この行き止まりを知らせてくれるのは設置場所が余りにも直前過ぎる1枚の看板のみである。
というか、看板の時点で既に舗装途切れてるし。
何と言うか、雑!
さて、ここで右を向くと何と11%の標識がお出迎え。
さぞかし凄い坂だと思ったが全くそんな事は無く、10mに満たない坂の先に、本来のレポート対象である県道603号バイパスとの信号交差点が。
因みに、ここが、603号バイパスの今回開通区間の中で唯一途中に存在する信号交差点である。感応式で、ここが赤になる事は少ない。暫くの間は工事関係の車が通行するだろうが…
バイパスを石倉橋交差点から進むと、ここで最初のストレートを終えた後、結構な勾配で台地を駆け下っていく。
しかし、私がこのバイパスの中で好きな眺めの一つに、手前の直線区間の眺めがある。
ここで振り返る事にしよう。以下、写真を連続して掲載する
実は、この直線区間だけで50枚も写真を撮っていた。それだけ、ここの道路風景は美しいという事だろうか。と言うが、流石に写真撮り過ぎな自覚も無くはない
次回は、この直線区間から分岐する側道の紹介を済ませた後、将来新東名の入口となるT字路まで進もうと思う。
進行が非常にゆっくりなため、次回の記事ではまず先へ進みます。
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