神奈川県道603号バイパス 開通翌日の様子を実走レポ(最終回)

2019/07/17 実写、08/06 公開

 

※(概要編詳細編1詳細編5)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。

 

2019年8月現在、県道603号バイパス日向薬師入口交差点以西が開通済み、そして以東が工事中となっている。

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バリケードの向こうは舗装無し

本来、同時に完成する筈だった両区間

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写真左側の家屋が道路用地に被っていると思われる

だが、すぐ手前は完成済みだというのに、正直、こちら側は工事が幾段階も遅れているように感じられた。

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完成済みの構造物が殆ど見当たらない

603号バイパスが全線開通した場合、『分れ道』交差点がバイパスの東端となる。

 

そこで、分れ道交差点側の進捗状況を見に行く事にした。

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分れ道交差点

バイパスの開通後は、右斜め奥の県道63号(県道603号重複区間)からバイパスに直進で進入可能になる計画だ。

 

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擁壁の一部が完成済み

県道63号&603号の現道からも、擁壁と河川工事の一部が完成済みである事が見て取れる。

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現在完成している構造物はこの程度で、残りの大部分は建造が進んでいない。

 

また、バイパスの路盤高さより随分と低い位置に未だ市道が残っており、バイパスの用地と被っている。交差点の建造もまだという段階だ。

 

将来は盛土によって消滅してしまうであろう市道沿いに、県道603号バイパスの完成予想図が掲げられていた。

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写真中央の大きい看板

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壮絶だ…

 

伊勢原大山ICは、県道603号バイパス新東名厚木秦野道路のICが同じ交差点に接続する形状である。

驚くべきは、つい3週間前までこれら3本の道路がいずれも完成していなかった事だ。

 

この何も無かった土地に、3本もの高規格道路を建設し、全く新しい"交差点"を作り出すという壮大なプロジェクトが、この地で繰り広げられている。

 

そして、完成は夢のまた夢だと思っていたが、現実にその3本の内1本(603号バイパス)が開通し、もう1本(新東名)も着々と完成に向けて工事が進んでいるのだ。

最後の1本(厚木秦野道路)も、遅々としているが事業が進んでおり、そこら辺の放置された都計道都市計画道路の事と比べれば遥かに上等である。

更に、至近距離で建設中の大山バイパス(県道611号)の他、周辺の3本の県道(県道63号64号611号)に拡幅計画(内、64号611号は工事中)が存在する。 その他、付け替え道路と新しい高側道が多数

 

まだまだ、この地の道路はアツい

 

これからも、周辺の道路建設を見守り続けたいと思っている。

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看板は古いけど(現在は掘割の計画となっている厚木秦野道路だが、以前は盛土で計画されていた)

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