【レア道路標識】仙台東部道路の『最低速度50』標識(後編)
2019/08/11 実写、08/28 公開
※当記事は『
【レア道路標識】仙台東部道路の『最低速度50』標識(前編) - 神奈川発『みち』のブログ
』の続きとなります。以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
アルミ板常設式の『最低速度50』標識が珍しいのは、そもそも『最低速度50』標識が珍しいという理由が大きいのだが、実は他にも理由がある。
電光式標識の存在
現状で、最低速度標識が設置されるのは、やはり高速道路のみに限られている。
教本などでは、自動車専用道路は高速道路の一種とされている
また、高速道路の速度規制標識と言えば可変式の電光式標識が主流であり、アルミ板標識は使われる頻度が少ない。
このような事情があり、電光式の『最低速度50』標識が多く、常設式の速度標識は、最低速度標識も含めても少ないのである。
省略率の高さ
また、最低速度である50km/h規制は、高速道路を利用している限り、普段意識する事は殆どない。つまり、標識の必要性が少ない状態となっている。本来は車線別に適切な最低速度を設けて日本中の高速道路に設置するべきなんだろうけど…
その為、最高速度標識(大型車80、普通車100)の組み合わせがある場所でも最低速度の標識は入っていない場合が多い。
但し、IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)の近くでは当該高速道路の初めて入線したドライバーに対して規制を周知させるため、比較的高確率で設置されているので狙い目。
実際に設置場所へ赴いてみた
北東北遠征の初日、仙台周辺にいた私は、実際にアルミ板常設式の『最低速度50』標識を写真に収めるべく、仙台東部道路の高側道にいた。
この為に、事前にス●リー●ビューで標識周辺に木々の無い場所を探し、撮影可能かどうかのアタリを付けて来たのだ。ここで撮らない訳にはいかない。
もう、私の獲物は目と鼻の先にいた。
写真右上をご覧頂きたい。
電光式の最高速度標識が2つ縦に並んでいるが、その左横にひっそりと取り付けられているのが今回お目当ての『最低速度』標識である。
しかも、側道から撮れと言わんばかりに、良い感じで下を向いているではないか!
拡大!!
これで、最低速度標識をじっくりアップで撮影するという目的は果たされた。
折角なので、更に拡大。
側道からの撮影なので、これ以上正面から撮影することは不可能だった。しかし、これだけ撮れれば及第点でしょう。
長旅の途中で時間の無かった私は、お目当ての標識の撮影もほどほどにして、仙台市内の次の道路ネタへ向かった。
【完】