第三京浜の下を走る、市道なのに妙に立派な4車線道路(第2回)
2019/08/10 実写、09/13~23 公開
※(第1回)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
※当記事の公開後、概ね24時間後に<第2回-1>を削除致しますのでご了承ください。(第2回-1の内容は当記事に引き継がれています)
周辺道路の生活道路感とは裏腹に、突如高架下に始まった高規格道路。
道の両側は第三京浜の橋脚!側道も付いており、周辺の住宅街からは隔離されているように見える。
高速走行するのにお誂え向きな道路であるかの様に思えるが、制限速度は初見さんビックリの40km/h制限。何じゃこりゃ。
また、信号は連発する上、赤信号で止まらさせる割合が非常に高い。
また、交差する道は少ないが、交差点は立派に造られている訳ではなく、交差道路も少し素っ気なく交差している。勿論右折レーンも無い為、右折が出来ない交差点も多い。
標識や信号の設置も、よく見ると普通の市道で見られるように電柱を使っていたり…
余裕の無さが道路全体からヒシヒシと伝わってくる。
この道路、多車線の割には、周辺道路にイマイチ格の違いを見せつけられていないように感じる。
逆に言うと、周辺道路との隔絶感を見た目ほど感じないのだ。
この道の持つ、地域に根ざした生活道路という一面が窺い知れる。
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狭い!マイペースで走れない!そして思ったより走り辛い(´・ω・`)
走り辛いが、しばらく進むと見えて来た!
この道を最も高規格道路たらしめるアイテムが!
そう、JR南武線を潜るアンダーパスである。
車線幅も手前から拡がり、勾配も常識的、そして現代的な範囲に収まっている。勿論、歩道も併設されている。
前後の道も良いのだが、こんな立派な地下道を見ると、完全に一級国道にしか見えなくなってしまう。
だが、この道は国道どころか県道ですらない。
市道クオリティを感じる事となる。
例えば、地下道に入る直前で、小刻みに左右に振れている。このカーブが実は結構クイックなのだ。昭和時代に造られたのも関係しているだろうが、やはり市道のアンダーパスは国道や県道のそれと比べて規格が落ちる印象がある。
そして、制限速度も40km/hのまま。確かに40km/hで走るならこの小刻みなカーブも無問題かも知れない。本当に40km/hで走れるならね。
更に、潜った先の駐車禁止の標識が少し傾いたままになっている。
最近、神奈川県ではメンテナンス性の問題で写真の様なオーバーハング式標識が撤去される傾向にありますね…
そんな少々訳有りアンダーパスであるが、実用上は特に問題なく京浜川崎ICへ到達する。
ところが、このICが、またとんでもない代物だったのだ…
<続く>