日本に存在する国道は全部で何本?"端っこ"ナンバーの国道についても解説!

国土が南北に細長い日本。日本列島は約3000kmの長さを擁し、国土は約38万㎢。8つの地方、47都道府県、1741の市町村が存在し、道路の総延長は約120万km。内5万2000kmが国道である。

 

それでは、日本に国道は何本あるのだろうか。

 

 

 

日本には1号から507号までの国道がある。

また、二桁国道が58号までしか存在しない事はご存じの方も多いだろう。

 

即ち、59~100番は欠番と考えられる為、507-(100-59+1)=465本

 

つまり、日本の国道は465本!と考える方もおられるかも知れないが、実は違う。

 

 

3桁国道は101号から507号までほぼ欠番無しで存在している。

しかし、何故か6本(109号~111号、214号~216号)のみ欠番となっているのだ。

 

従って、日本に存在する国道は全部で459本である。

 

 

以下、ざっくりと"端"となる番号の国道について説明しよう。

【日本の国道のトップナンバー・国道1号

東京の日本橋と大阪の梅田を結ぶ、誰しもが一度は耳にしているであろう幹線国道である。なお、総延長は一番ではない。陸上区間に限定した総延長1位は、国道4号の計774kmである。

 

【二桁国道のラストナンバー・国道58号

沖縄本島奄美大島など、鹿児島県~沖縄県の主要な島には大抵走っている国道。沖縄県の日本返還と共に指定された、二桁国道では唯一の国道。大半が島と島を結ぶ海上区間だが、そんな海上区間を含めた総延長は、実は国内トップである。

主に離島を走る国道であるから、その起点が九州本土の鹿児島市に存在する事は余り知られていないのではないだろうか。

 

【三桁国道のトップナンバー・国道101号

青森県青森市秋田県秋田市を結ぶ国道。青森市能代市(秋田県)間の国道7号は内陸を走っているが、国道101号は津軽半島の付け根を横切っていち早く日本海沿いへと出る。

北海道を除き、3桁国道の最初は北から順に番号が振られているため、101号は北東北に存在することになる。他にも、東北地方には100番台前半の国道が多い。

 

【三桁国道のラストナンバー・国道507号
沖縄県糸満市那覇市を結ぶ国道。北から順に番号が振られるルールは、日本を南北に何巡かしたり、いくつかの例外があるものの、概ね日本の国道全体に言える話である。当然、ラストナンバーである国道507号は、日本の最も南に位置する沖縄県に存在することになるのだ。

 

更に、3桁国道の欠番の前後となる国道108号・国道112号は東北地方に、また国道213号・国道217号は九州地方に存在する。

 

また、完全に余談だが、国道459号新潟県新潟市福島県双葉郡浪江町を結ぶ国道である。

 

また、今後二桁国道が増える事は無いと考えられる。

高速道路ナンバリング(高速道路にも、国道や都道府県道と同じく路線番号が付きました)が振り当てられた際、E1~E58は既存の国道1号~58号に対応した一方で、E59以降は欠番とせずに全く関係の無い路線に振り当てられた事、

またそもそも2桁国道に昇格させる程の重要幹線が新たに発生する可能性が皆無であるなどが理由として挙げられる。 

 

 

因みに、作者が居住している神奈川県には、日本の国土の約0.6%の広さに

(1,15,16,20,129,132,133,134,135,138,246,255,271,357,409,412,413,466,467,468)号の計20本の国道が存在する。

 

それを単純に47倍すると940本。日本に存在する国道の本数・459本の2倍以上である。当然だが、複数の都道府県に跨る国道が如何に多いか、そして人口が多い地区に国道が集中しているかが分かるだろう。

 

【編集後記】

今後、当ブログで扱う「道路の基本知識」フォルダ内の事項は、今後に亘って何度もブログ内で登場する重要事項ばかりです。道路好きの方々は勿論、そうでない方も覚えておいて損は無いと思います。是非頭に入れましょう!(笑)