台風一過ドライブ(厚木→宮ヶ瀬→相模湖→上野原→奥多摩→八王子) 第1回

2019年10月12日土曜日、台風19号伊豆半島から日本に上陸した。

21河川24(10/15最新発表:47河川66箇所)もの堤防が決壊し、各地で河川が氾濫・各地で浸水被害が起こるなど東海・関東・東北をはじめとした広範囲で被害をもたらした台風。地元である神奈川県でも、箱根町で24時間降水量の日本記録を更新した他、中央道や主要国道・県道で土砂崩れや崩落が無数に発生。城山ダムの緊急放流や武蔵小杉の浸水がトレンド入りし、比較的近場の多摩川境川等でも氾濫が発生した。

 

自宅は幸いにして停電しなかったが、窓ガラスを守るため内側に組んだ木枠が強風で外側から押し出されたり、近場のマンションや信号が一瞬止まったりした。

 

翌日、父と二人で被害の大きい厚木、相模原、八王子、武蔵小杉を周り、横浜にある祖父母宅へ向かうドライブを決行。以下は、その時の様子です。

 

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12日、氾濫危険水位を超えた境橋付近の様子

台風一過の雲一つない青空。しかし、川の水は茶色く濁っていた。

水位はギリギリセーフだったが、護岸が崩れている。

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厚木市内の小鮎川もこの有様。

 

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相模川との合流地点まで0.7km

かなり下流の方であるにも拘わらず、護岸内部の土が削り取られて崩れていた。

 

先が長いので、相模川沿いに相模原北部・八王子まで足早に向かう予定だったのだが、

 

自分「(小鮎川沿いに)寄り道したから相模川右岸に復帰しよう」

父 「宮ヶ瀬に行こうよ」

自分「・・・(まっ、宮ヶ瀬も良いか…)」

 

鶴の一声で宮ヶ瀬方面へ向かう事に。この時、相模原北部の道路網がおかれていた絶望的な状況は知らなかった。現地に行って初めて知る事に

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宮ヶ瀬へ向かうには県道60号→64号が早いが、通りたい市道があったので国道412号を北上、4車線区間が終わった直後に左折。

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市道は途中から新設道路になっており、突き当たりでは県道60号に繋がっている。

 

右折してしばらく進むと、路面に土が取り残されている。

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清川村内の県道64号

 

県道を外れて集落へ向かう道へ入ると、路面状況が一段と険しくなってきた。

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前日降り注いだ雨水が、路面全体に溢れている箇所も。

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集落では、住民が総出で土砂の除去に当たっていた。

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奥には重機も見える。完全に通る必要のない自分の車にとっては、少し気まずい。

 

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台風で自然に出来た洗い越しも現れ、いよいよこれまでか…

 

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更に進むと、使われているのかどうか良く分からない建物が。

 

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道自体は半原へ繋がっているものの、この先で封鎖されていた。

半原へは抜けられそうもないため、大人しく引き返す。

 

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