日本の信号機だけど日本じゃない!日本では決して有り得ない珍信号 in カンボジア (第1回)

※当記事は

カンボジアに設置された日本の信号機がテレビ東京で取り上げられていた件 - 神奈川発『みち』のブログ

の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。

 

世界各国の信号機は、その国ごとに事情が異なる。

f:id:kanamiti:20190810000944j:plain

3基の車灯が1つの柱に設置されているのに加え、青の位置に蓋が in ロシア

青が『進んでも良い』、黄が『注意』、赤が『止まれ』などという大まかな意味は世界で共通しているものの、

f:id:kanamiti:20190810000740p:plain

細かいルールや歩行者の絵柄、信号機本体の形や設置状況などは国によってかなり違いがあるのだ。

f:id:kanamiti:20190810001608j:plain

次の現示に変わるまでの残り時間が表示される信号機 in カンボジア

信号機や道路標識など、『道路の附属物』は現地のメーカーが製造している事例が多いので、このような違いが生じるのも無理はない事だろう。

 

それでは、世界各国の信号機は、国によって完全にバラバラなのか?

実は、そういう訳でも無いらしい。

 

日本以外の複数の国の公道に、日本の信号機が設置されているのをご存じだろうか。

 

東南アジアのタイミャンマーカンボジアに留まらず、エベレストの麓の国(の一つ)として知られるネパール、更には日本から遠く離れたアフリカのタンザニアカンボジアにまで、日本の信号機が一般人の知らぬ間に世界へ広がっていたのである。

 

ここで、先述した通り、信号機が表す現示の細かい意味が、国によって少しずつ違う。

となると、信号機もそれに合わせて国ごとにカスタマイズが行われていることにはならないだろうか。

f:id:kanamiti:20190810005803j:plain

ヨーロッパの多くの国では、赤→青に変わる直前に赤と黄が同時に点灯する

 

つまり、これらの国では、見慣れた日本の信号機がとんでもない大ネタに化けている可能性を秘めているに違いない!

 

そこで、更なる信号機ネタを求めた私は、日本国内のみならず海外へも目を向ける事となった。

 

 

前置きが少々長くなったが、今回はカンボジアの信号機ネタについて紹介したい。

※あくまでも日本基準のネタであって、現地では普通の信号と同様に設置されているものと思われます

 

➀青黄赤の順序が日本と逆

 赤信号は他の色より見えやすい道路の中央寄りに設置されるのが原則である。

信号機において、重要な色は。何故なら、信号機にとって「止まれ」のシグナルは無くてはならないものだからだ。

 

カンボジアは日本と違って右側通行なので、日本で『青・黄・赤』となる配列が『赤・黄・青』の順となる。 

f:id:kanamiti:20190810002050j:plain

赤が左側に配置される事が一般的

これだけをもってしても、日本ではまず考えられないネタとなる。

現地メーカー製の信号機ならつまらない。日本の、見慣れた筐体の信号機だからこそ、ネタ性が大幅に上昇するのである。

 

②赤信号配列原則無視の信号機

ところが、カンボジアでは稀に日本と同じ配列の信号機が見られる。

別に、その場所だけ日本と同じ左側通行になっている訳ではない。

 

右側通行であるにも拘わらず青が左、赤が右なのだ。

即ち、重要である筈の色が、道路の端っこに追いやられている。これは何故だろうか。

単なる設置ミスなのだろうか。

f:id:kanamiti:20190810003737j:plain

青灯火が道路の中央側に位置している

※諸事情のため、青灯火の部分にモザイクを掛けてあります

 

日本でも、縦型信号機で稀に上下を間違えられる事はあるし、高架下などで意図的に赤灯火を下にしている例もある。

だが、横向きの車灯については、誰でも向きが分かる事もあり日本で左右を間違えられた例を未だかつて知らない。

 

次回、更に衝撃的なネタが続く。乞うご期待!

【続く】

 

次の記事

日本の信号機だけど日本じゃない!日本では決して有り得ない珍信号 in カンボジア (第2回) - 神奈川発『みち』のブログ