~大間崎~ 本州最北端の国道端点 (国道279号&338号)
2019/08/13 実写、08/23 公開
<場所>
青森県大間町は、下北半島の先端、本州で最も北に位置する市町村である。
町内には、本州最北端の地である大間崎の他、国道の本州最北端となる地点も存在する。
国道の記念すべき地点にしては余りにも素っ気なく、地味で人も少ない。今回は、敢えてそんな国道の端点をご覧頂こう。
本州の国道最北端へ至る前、最終の信号交差点を東側(国道279号側)から撮影。
ここで二手からやって来た2本の国道が合流し、本州での最期へ向けて共に歩みだす。
少し走るとT字路に突き当たり、右折。
除雪スペースを備えた幅広な2車線道路は、集落内の1.5車線道路へと規格ダウンする。
そこには、いかにも『最後』という雰囲気があった。
そして、最後のT字路を左折する。
そこに待ち受けていたのは…
最後の力を振り絞ったかのように2車線幅に広がった国道。
だが、走る車は疎ら。
途中からコンクリ舗装に変わっている。
更に、その先は、壁…
どうやら、ごまかしの効かない正統派の行き止まりの様だ。
そして…
ここが、本州の国道の果ての地。
国道のものと思われる道路用地・路盤・白線が、側溝によってスパッと途切れていた。
その先は、道でない。
ここで共に終わりを迎えた国道279号そして国道338号は海上区間と化し、海の反対側(北海道)まで行ってようやく陸上の国道として復活を遂げる。
多くの人で賑わう大間崎がすぐ近くにあるにも拘わらず、この場所はひっそりとしている。ここに来る車は、その9割方を地元車が占めていた。
ここに、本州国道最北端の制覇を宣言する。
以上、本州で最も北に位置する国道の短い最期の区間であった。
【完】