神奈川県道603号バイパス 開通翌日の様子を実走レポ(詳細編3)
2019/07/17 実写、07/26 公開
※(概要編、第1回、第2回)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
県道603号バイパス新規開通区間の途中にある無名信号交差点を過ぎ、東へと進む場面である。
当編のスタートとなる無名交差点は標高80m程度。ここから700m程で標高50m強まで下り、850m先の終点では約55mに落ち着く。
高々30mの下りとは言え、想像以上にダイナミックな風景が、この後で待ち受ける事になる。
第3回 実走スタート
新東名の全貌が、見えて来た…
よく見ると、奥の方に白い看板が見える。
当シリーズで紹介している区間は、今年度に一部開通する新東名高速道路・伊勢原大山ICへのアクセス道路として、一足早く開放された。
これは余談になるが、僅か10日前に開通した当区間が、やや致命的なミスが2つほどあるものの、既にGoogleMapに掲載されているのには驚くばかりである。
その"致命的な"ミスについては、次回触れるとして…
そんな坂を下り始めると、不自然に白いシートで隠された看板が見えてくる。
このシルエット、見覚えのある方も多いのではなかろうか。
そう、
言わずもがな、インターチェンジ(IC)の案内標識!
高速道路に限らずだが、開通前の道路に向けた案内標識を見ると、やけに心が躍るのは気のせいだろうか(笑)
このような看板は、開通前の道路に関する情報が書かれた重要な手掛かりとなるので、見逃せないアイテムの一つだ。
上の写真の様に、シートの上からでも看板の内容が読めるタイプのものが多い。
例えば、上図に写った看板には「E1A 新東名 [3] 伊勢原大山」と書かれている。
[3]はインターの通し番号
そして、支柱には名古屋方面へ行けない旨が書かれている。
伊勢原JCT(ジャンクション)~伊勢原北ICは今年度開通、伊勢原北IC~御殿場JCTは来年度開通とされているが、工事が遅れに遅れているため伊勢原北IC~御殿場JCTの開通は更に時間が掛かるとの噂も。果たしてどうなるのやら。
そして、伊勢原大山ICの入口へ。
ランプウェイが橋で谷を越えている所に、新東名の高架がその遥か頭上を超えていく。何と美しい風景だ。
この辺りの新東名の高架橋は、何度見ても癒されるほどのパワーがある。
更に、この交差点にはもう一つ特徴が。新東名開通後暫くはT字路となる当交差点だが、実は同じ交差点に厚木秦野道路のICも接続し、十字路となる予定なのだ。
即ち、現在は単なる直線に過ぎないこの地点が、1年と経たないうちにT字路となり、やがて十字路へと2段階の成長を見せる事となる。その最後の成長は、果たして何時になるのか…
次回、新東名の高架橋を潜り、更なる坂を下って開通区間東端の日向薬師入口交差点へ。某Mapが犯した致命的なミスとは…
【次の記事】