神奈川県道603号バイパス 開通翌日の様子を実走レポ(詳細編5)
※(概要編、詳細編1~詳細編4)の続きですので、以前の記事を読まれていない方は先にそちらをご一読ください。
今一度おさらいをすると、ここは県道603号新ルートにおける中間地点である。
本来、バイパスの全区間(ピンク線)が一挙に開通する予定だったが、東側区間の工事が遅れ、新東名の伊勢原大山ICと直接関係する西側区間のみ先に開通し、今に至っている。
※地図中の「伊勢原北IC」表記は以前の仮称であり、現在は誤りとなりました
交差点の全景。交差点部に限っては、歩道の整備や舗装などが全て完了している様だ。
交差点の左側(東側)が完成していない現状では、かなり広いスペースを持て余した状態となっていた。
前回の最後に掲載した記念写真は、このスペースを利用して撮影している
ところで、信号機の支柱は交差点内に立っているにも拘わらず本設だ。
即ち、東側区間の開通はまだ当分先なのかも知れない。
その説を裏付けるかのように、
交差点の向こうは、路盤が1mmたりとも完成していなかった。現実は厳しい。
これでも、以前よりは工事が進んでいる。バイパスの全線開通、そして『分れ道』交差点以降を含む完全4車線化は何時になるのか…
700m先の『分れ道』交差点まで、一応用地買収は大方終わっている様だ。バイパスの早期全線開通に期待したい。
旧道側には県道マークが描かれず
次に、バイパスと共に県道603号の通過交通を担う南側から交差点を望む。
バイパスの完全開通後を見据えて設置された右折レーンは、現在は封鎖されているものの、いつか自身が日の目を見る瞬間を今か今かと待ち構えている。
ところで、青看には、バイパスの開通により旧道と化す直進側のヘキサが描かれていなかった。
これは、前回触れたバイパス側の青看も同様である。
しかし、この措置が県道603号の通過交通の混乱を無くし、バイパスに流す目的なのか、今後本当に旧道区間が県道603号から除外される事を示すのかは、現在のところ不明である。
旧道側のヘキサは撤去されず
この理由は、バイパス西側区間の開通によって旧道と化した北側にある。
青看に県道マークが描かれなかった交差点の北側だが、県道標識は撤去されずに残っていたのだ。
これは、バイパス西側区間の開通によって旧道と化した区間が県道603号として指定され続ける可能性を示唆している。
しかし、上の写真はバイパスの開通後24時間以内に撮影したものであり、仮に当区間が県道で無かったとしても、単にこの時点ではヘキサが撤去されていなかっただけという可能性も考えられる。
何れにせよ、バイパス開通後の現道の扱いは、非常に気になる所である。
次回、最終回。バイパスの未開通区間を迂回し、分れ道交差点まで進もうと思う。
【続く】
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